ナイフの研ぎ方

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ナイフの研ぎ方

ナイフのエッジを砥ぐ道具はいくつもあります。砥石で研ぐのが一番基本になります。ナイフ用として普及している荒砥・中砥・仕上砥を組合せたトライアングルタイプのベンチストーンがあります。これを中心に研ぎ方の例として紹介します。
ナイフのエッジを研ぐこつは、常にエッジベベルの角度を保つ事で、言うが易いが実際はむずかしい。何度も研いで手や腕の動きを身につけることです。

ベンチストーンで押して研ぐ方法

1.ストーレートエッジ
ハンドルを握った手でナイフの角度を一定に保ち、エッジベベルとベンチストーンが接する角度を一定に保ちながら、ブレードの後ろに添えた手でナイフを前に押していく。

2.ストレートエッジからカーブエッジへ
ストレートエッジはベンチストーンとのエッジの接触する角度を一定に保ち、カーブエッジに入った辺りからナイフを少しずつ立てていく。手首を使って角度を変化するのでなく、ハンドルを握った方の肘を上に上げるようにする。

3.ポイント付近
カーブエッジ部分はベンチストーンとエッジの接触する角度が常に変化する。その変化を自然に、また何回研いでも同じ角度になるようにすろことが大切です。肘の上げ下げで角度を調節する事で自然な研ぎ角度の変化に対応しやすいです。

ベンチストーンで引いて研ぐ方法

1.ストーレートエッジ
ハンドルを握った手でエージベベルとベンチストーンの接触する角度を一定に保ちブレードの後ろに添えた手でナイフ全体を自分に向かって引き付ける。ベンチストーン全体を使う為に腕を伸ばして出来るだけ前からスタートします。

2.ストレートエッジからカーブエッジへ
カーブエッジにさしかっかた辺りからハンドルを握った方の手の肘を少しずつ持ち上げてナイフを立て気味にしていく。そうすることで、ベンチストーンとエッジの接触する角度は自然に鈍角になっていく。これでカーブ部分のエッジを自然な角度変化で研ぎ上げられます。

3.ポイント付近
ポイントの部分では肘もかなり上がります。ハンドルを握った方の手でナイフを引き付けるのは難しいです。その為、ブレードの後ろに添えた手でブレードの移動を操作します。特に、ポイント部分は指先を有効に使い最後までブレードを引き付ける事が大事です。

アメリカンタイプのベンチストーンを横に置いて研ぐ方法

ハンドルを順手に握って横に移動
一方の手でハンドルを握り、反対側の手で手首の少し上をしっかりとつかみます。ナイフの角度はハンドルを握ったほうの肘と手首で保ち、もう一方の手で腕全体を横に引くと、ベンチストーンの上でナイフが横方向に移動します。

ハンドルを逆手に握って横に移動
反対側のエッジは、ハンドルを逆手に握ってシャープニングする。手首の少し上をつかんだもう一方の手で腕全体を押してナイフを横方向に移動します。ハンドルを逆手に握らないで反対側の手（一般に左手）で握ってやっても差し支えません。

ナイフのタッチアップ

アウトドアで切れ味が落ちた時、応急処置として簡単に刃付けする作業をタッチアップといいます。エージ角に合わせてセラミックシャープナーを傾け、ナイフを上から下へ垂直に滑らせていくのが簡単な方法です。エッジの返り（バリ）がでたら、反対側のエッジを下から上へ滑らせて下さい。これはあくまで応急的なもので繰り返すと刃の傷みや刃の減りが早くなりますのでお気をつけてください。

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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