@鋏は使いようで切れ方がちがう
剪定鋏は下図のように受け刃を下にして使う。又、切り刃を枝の切り残す方にすると刃が残る面を切るので、切り口が滑らかに切れる(受け刃の方は皮部がつぶれる)。 |
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A太枝は切り口を開きながら切る
太めの枝の時は下図のように必ず切り刃を切り残す方にするとともに、Aのように切り捨てる方を下方に曲げるようにすると、切り口が開いて容易に切れる。Bのように反対にすると、切り口が締めつけられて、鋏の動きが重くなる。 |
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B鋏はこじって使わない
鋏を使う時、握りを上下に動かすのはよいが、左右にこじってはならない。下図のAのように右にこじると刃先がかみあうように働くし、Bのように左にこじれば刃先が開くように働くので、すり合わせが悪くなる。どちらも度々すれば、狂いがでたり、刃先が欠けたりする。 |
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Cよく切れる斜め切り・回し切り
枯れ枝・硬い枝・太い枝などは、少し斜めに切り込むと比較的容易に切れる。また、直径二から五センチ以上で鋏の開きに入りにくい太い枝でも、回し切りになれれば容易に切れます。下図のように、開いた鋏を押し付けるようにして切れ目を入れ、再び鋏を開いて繰り返すと刃が奥に入るから、左手(枝の先)を下げて切り口を開かすと同時に握りを上げまたは下げる(回す)と、容易に切れる。 |
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Dナイフの代用
鋏を開いて右図のように持つと、切り刃の半分はナイフの代わりに使える。 |
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