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(2)軽くて重心はやや刃先より
連続作業の多い剪定鋏は枝を切るのに十分な強度さえあれば、軽い方が手は疲れない。重心の一は中間の刃先にあるものが使いよい。 |
(3)刃先がよく開いたものが良い
刃先の開きの大きいものはそれだけ太い枝に対応でき、太い枝をきる回しきりの際に威力を発揮する。 |
切れ味のいい剪定鋏とは、
(1)良く切れるための調子と剪定鋏の三要素
剪定鋏を開閉した時、刃先のすり合わせが、元から先まで抵抗が均一で軽く、そのうえ動きが滑らかな時、調子がよいといい鋏の良否を決める要素とされる。
すり合わせが正しいかは、刃先に対して背のほうの反り(ウラスキ・逃げともいう)、長さ方向(刃渡り)では下図左のような曲がりと同時にわずかなねじれ(曲がりに伴う逃げ)があるのである。この反り・曲がり・ねじれが鋏の三要素である。 |
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鋏の調子が軽いためには、すりあう面が滑らか(鏡のように)のほうがよいわけで、上図右のように刃のウラをみたとき、全面が平で同じグラインダーのスジがみえればいわゆるベタウラつくり(不良)。刃先の部分が高めで鏡のようならばウラスキされたつくり(良)と見分ける。 |
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